会議効果性診断表とは: 人が集まる場でのリーダーシップ効果性を診断するツールです。 ファシリテーション、トレーニング、ミーティングなど、目標があるあらゆる場での効果性を診断できます。 7. 会議効果性診断 ( 1 ) 使用資料 会議設営と会議指導の効果性を、会議運営当事者自身の自己診断や会議参加者など関係者による他人診断を通じて調べます。 ■ 診断表 · 会議効果性診断表(自己) · 会議効果性診断表(他人) ( 2 ) 展望 この診断表は、企業内職場会議、市町村自治会や町内会、サークル活動、組合や公共団体の諸会合、等々、あらゆる会議会合の < 運営と指導のあり方 > の有効性を、自分自身と周囲の人たちの目で確かめ、 < 会議運営と指導のあり方改善のためのデータ > を得ることを目的とするものです。 本診断表 1 ~ 2 頁には会議設営、会議指導、そして事後フォローアップに必要なポイントが網羅的に列挙されています。この診断表で高いスコアを採ることは、とりもなおさず会議の計画と準備( Plan )の的確さ、会議指導( Do )そのものの巧みさ、会議後のフォローアップ( See )の適切さ、を示していることになります。 ( 3 ) 自己診断 本診断表の診断項目のすべてが満足に行えるようなら会議は満点です。いいかえれば、これら診断項目について自己チェックするだけで十分な効果が期待できます。そこで、会議のあり方の反省と改善にはこの診断表をそのまま活用して下さい。 自己診断には、もちろん < 会議効果性診断表(自己) > を使用して下さい。診断表記入法は、( 1 )氏名記入、( 2 )設問回答、( 3 )採点、と極めて簡単であり、また、診断表そのものにも記載されていますので、記入ステップの説明は省略します。 採点結果の判定には、次の表を参考にして下さい。 図表 12 :採点結果の判定
※表中の得点は目安です。現実そのものを確かめることも大切です。 ( 4 ) 会議効果性自他比較 自己診断だけではなく、 < 会議効果性診断表(他人) > を併用し、自己診断結果を他人診断結果と比較することができます。たとえ自己診断結果が気にするほど低くなくとも、自己診断得点と他人診断得点の間に、大きな差がある場合(とくに、他人診断得点が低い場合)には、自分の会議指導のあり方を調べてみる必要があります。また、自己診断得点と他人診断得点が近いことは、相互の誤解が少ないと言う意味で < 問題がすくない > といえますが、両得点がともに低ければ、会議運営にやはり問題があるといえます。 ( 5 ) 研修プログラム中の活用 この診断表は、 < 会議指導研修プログラム > の効果測定のための診断表として、次のように活用することができます。 研修プログラム実施の前(直前がよい)と研修プログラム終了後(たとえば、 1 ~ 3 ヶ月を経て、また必要に応じて、直後と 3 カ月後の会計 2 回)、本診断表を研修参加者に記入させます。これによって、研修参加者の研修前の < 会議指導関連行動 > と研修後の会議指導関連行動とを前後比較することができます。その結果、もし良い方向(得点増)への行動変容が観察されたら、その研修には効果があったといえます。 なお、研修後の < 会議効果性診断 > は、直後に行うよりも、数ヶ月(たとえば、 1 ~ 3 ヶ月)経ってから行うことによって、効果の定着を知ることができます。しかし、逆に、研修実施後の < 会議効果性診断 > があまり遅くなり過ぎると、研修内容以外の別の要素が混入する可能性が高まり、効果測定の対象となる研修効果を純粋に測定することが難しくなります。その意味で、直後と 3 カ月後の 2 回効果測定を行うのもおもしろい工夫です。 なお、この場合 < 会議効果性診断表(自己) > を研修参加者に、 < 会議効果性診断表(他人) > をリーダーなど職場の周囲の人に、平行して記入してもらうことによって、前後比較ばかりでなく、相互比較による効果測定を行うことができます。 すなわち、研修参加者本人に、研修プログラム( 1 )直前、( 2 )参加直後、( 3 )同 3 ヶ月後に < 会議効果性診断表(自己) > をそれぞれ記入させ、また、 研修プログラム参加者のリーダーなど周囲の人にも平行してプログラム( 1 )直前、( 2 )同直後、( 3 )同 3 ヶ月後に < 会議効果性診断表(他人) > を記入してもらい、 両者それぞれが得た得点を < 前後と相互 > に比較して、測定の信頼性を高めることもできます。 ( 6 ) 拡大活用の例 会議のあり方の定期的チェックに、本診断表を活用して下さい。会議のあり方にとくに問題を感じていなくとも、定期的診断を通じて会議運営や会議指導の大切さやポイントを継続的に再確認することが、日常の会議の効果的運営につながります。 こうした定期チェックは、たとえば“職場会議の指導(リーダー役)”を職場のメンバーが輪番で行い、会議の後、リーダーの会議運営と指導の適切さを < 会議効果性診断表(他人) > を使って他の参加者員が評価し、本人にフィードバックする、という形で行うことができます。この場合、会議指導を職場メンバーが輪番で行っているわけですから、職場メンバー全員が自分の会議運営と指導の進め方に関する < 研修と仲間からフィードバック > を継続的に得る機会に恵まれることになります。 ( 7 ) 特記事項 ■ 本診断表を研修プログラム中に活用する場合、研修参加者に習得させたいこと(つまり、研修内容)と本診断表に含まれるチェック項目との間に整合一致が必要ですが、本診断表では会議運営・指導上の < 標準的 > ポイントを採り上げて項目化していますから、チェック項目と研修内容との整合一致は容易です。 ■ また、前述のように、本診断表には会議運営・指導上の < 標準的 > ポイントが選択的に採り上げられていますから、この診断表に記入すること自体が教育的効果を及ぼします。したがって、研修効果測定のために、研修直後や 3 ヶ月後にこの診断表を記入させることを通じて、自然に研修内容のフォローアップをしていることになります。その意味で一石二鳥の効果が期待できます。 ■ 前後比較のための研修プログラム後のチェックは、 2 回以上行うことによって研修効果検証に正確さを期待することができるばかりでなく、効果の定着度も調べることができます。しかし、短期間に研修効果検証チェックをあまり度々行っても、顕著な成果は期待できません。通常は 2 ~ 3 回程度が適当でしょう。 |




